株式会社 LEXCEED

塗装工事中に確認したいポイント【高圧洗浄・下地処理・養生】

塗装工事中に確認したいポイント【高圧洗浄・下地処理・養生】

塗装工事中に確認したいポイント【高圧洗浄・下地処理・養生】

2026/08/26

外壁塗装や屋根塗装を依頼したものの、工事中にどこを見ればよいのか分からない方に向けた記事です。高圧洗浄、下地処理、養生、下塗り・中塗り・上塗り、完了検査まで、施主が確認したいポイントを工程別に分かりやすく解説します。専門的な知識がなくても、写真撮影や業者への質問によって、手抜き工事や認識違いを防ぐ方法を紹介します。安全のため作業中の足場へ無断で上がることは避け、気になる点は現場監督や担当者に確認しましょう。

目次

    塗装工事中に確認したいポイント|外壁塗装のチェックリストと注意点

    工事中に確認する基本のチェックポイントと施主が見るべき理由

    塗装工事中は、職人の作業を常に監視するのではなく、契約した内容と実際の工程が一致しているかを節目ごとに確認することが大切です。特に、高圧洗浄の実施、ひび割れや目地の補修、養生の状態、塗料の種類、塗装回数、乾燥時間、清掃の仕上がりは、完成後に見えにくくなる重要な項目です。施主が確認することで、説明のない工程変更や塗り残しを早期に発見でき、手直しを依頼しやすくなります。ただし、専門的な判断が必要な部分もあるため、見た目だけで良し悪しを決めず、写真や工程表をもとに業者へ具体的に質問しましょう。

     

    • 工程表どおりに作業が進んでいるか
    • 下地のひび割れや剥がれを補修しているか
    • 窓・玄関・車・植木などが養生されているか
    • 塗り残しや塗料の飛散がないか
    • 変更点や追加費用の説明を受けているか

    事前に確認したい見積書・契約・工程・作業内容の違い

    工事中のトラブルを防ぐには、着工前に見積書と契約書の内容を細かく確認しておく必要があります。外壁や屋根の面積、使用する塗料の商品名、塗装回数、下地補修の範囲、付帯部の塗装、足場・養生・清掃の費用が明記されているかを確認しましょう。見積書に一式とだけ記載されている場合は、何が含まれているのか担当者に質問し、口頭の約束もメールや書面に残すと安心です。また、工程表の日数は天候や外壁の乾燥状態で変わることがありますが、変更時の連絡方法や追加工事の承認手順も、契約前に確認しておきましょう。

    確認項目
    確認したい内容
    塗料
    メーカー名・商品名・色番号・使用量
    工程
    洗浄、補修、下塗り、中塗り、上塗りの順序
    費用
    追加工事が発生した場合の承認方法
    保証
    保証範囲・期間・点検の有無

    信頼できる業者を選ぶ方法|実績・診断・説明・保証を比較

    信頼できる塗装業者を選ぶときは、価格の安さだけでなく、現場調査の丁寧さ、見積書の分かりやすさ、施工実績、担当者の説明力を総合的に比較します。外壁の材質や劣化状態を確認せず、すぐに塗料や金額だけを提示する業者には注意が必要です。現地調査では、ひび割れ、塗膜の剥がれ、目地の劣化、雨漏りの可能性などを確認し、写真付きの診断報告書を提出してくれる会社が望ましいでしょう。さらに、塗料メーカーの仕様に沿った施工を行うか、保証の対象と条件は何か、工事後の点検に対応するかも比較してください。複数社から相見積もりを取る場合も、単価だけでなく、補修範囲や工程の違いをそろえて検討することが重要です。

     

    • 劣化診断を写真付きで説明する
    • 見積書に工程や数量が記載されている
    • 塗料の仕様や乾燥時間を説明できる
    • 追加費用の発生条件が明確である
    • 保証書や施工後の点検制度がある

    不安や後悔を防ぐために現場で質問したいことと連絡方法

    工事中に疑問を感じたら、遠慮して黙っているよりも、できるだけ早い段階で担当者へ確認することが大切です。例えば、予定していた塗料と同じものを使っているか、補修した箇所はどこか、次の工程へ進める状態か、雨天や湿度による延期はあるかを質問できます。職人へ直接確認する場合でも、最終的な判断や契約に関わる内容は、現場監督や営業担当者にも共有してもらいましょう。電話だけでなく、写真を添付したメールやメッセージで質問すると、内容と回答が記録に残ります。指摘するときは、感情的に断定せず、気になる場所と理由を具体的に伝え、必要であれば手直しの時期と方法まで確認してください。

     

    • この工程は契約書のどの項目に該当しますか
    • 補修前後の写真を見せてもらえますか
    • 塗料の乾燥時間は十分に確保されていますか
    • 雨や気温の影響で工程は変更されますか
    • 気になる箇所の手直しはいつ行いますか

    高圧洗浄と下地処理のチェックポイント|外壁塗装の品質を左右する工程

    高圧洗浄と下地処理は、塗料を塗る前の準備工程ですが、外壁塗装の耐久性を大きく左右します。表面に付着した汚れや古い塗膜、カビ、コケ、チョーキングの粉を十分に除去し、ひび割れや目地の劣化を補修してから塗装しなければ、塗料が密着せず、早期の剥がれや膨れにつながる可能性があります。施主は作業の細部を判断できなくても、洗浄を実施したか、補修箇所がどこか、下地が乾燥しているかを確認できます。見えなくなる工程だからこそ、作業前後の写真や担当者の説明を受け、塗装を急いでいないか確認しましょう。

    高圧洗浄の作業内容を確認|汚れや劣化を徹底的に落とす方法

    高圧洗浄では、外壁表面の砂ぼこり、排気ガス汚れ、カビ、コケ、藻、チョーキングなどを水圧で洗い流します。洗浄が不十分なまま塗装すると、汚れの上に塗膜を形成することになり、塗料の密着不良や塗膜の剥離を招くおそれがあります。一方で、外壁の材質や劣化状態に対して水圧が強すぎると、脆くなった表面を傷めたり、目地やサッシ周りから水が入り込んだりすることがあります。作業中は窓や換気口が閉まっているかを確認し、洗浄後は汚れが残っていないか、破損や浸水がないかを点検してもらいましょう。洗浄後すぐに塗装せず、十分に乾燥させることも重要です。

     

    • 外壁全体を洗浄しているか
    • カビ・コケ・チョーキングが残っていないか
    • 窓や換気口から水が入っていないか
    • 洗浄後に外壁を乾燥させているか
    • 水圧による破損がないか点検しているか

    下地処理と補修の有無を確認|ひび割れ・クラック・コーキングの不備を発見

    下地処理では、ひび割れやクラック、浮き、剥がれ、サビ、古いコーキングなど、塗装前に対応すべき劣化を補修します。細いひび割れであっても、雨水の侵入経路になることがあるため、塗料を上から塗るだけで済ませていないか確認しましょう。幅のあるひび割れや動きが見られる箇所は、状態に応じてシーリング材や補修材を使い分ける必要があります。サイディング外壁の目地は、古いコーキングを撤去して打ち替えるのか、既存材の上から施工するのかで工程が異なります。補修箇所は塗装後に見えにくくなるため、施工前、補修中、補修後の写真を残してもらい、どの場所にどの処理をしたのか確認することが大切です。

    劣化症状
    確認したい内容
    ひび割れ
    幅や深さに応じた補修材の使用
    塗膜の剥がれ
    脆い塗膜を除去して段差を整える処理
    目地の劣化
    打ち替えまたは適切な増し打ち
    金属部のサビ
    ケレン・サビ止め処理・下塗り

    下塗り前に確認したい下地の乾燥・処理・密着性の基準

    高圧洗浄や補修の後は、下地が十分に乾燥している状態で下塗りへ進むことが重要です。外壁内部や目地に水分が残ったまま塗装すると、塗膜の膨れ、白化、剥がれなどの不具合が発生する可能性があります。乾燥に必要な時間は、外壁の材質、季節、天候、日当たりによって変わるため、洗浄翌日に必ず塗装できるとは限りません。また、下塗り材は外壁材と上塗り塗料の相性を考えて選定されます。担当者には、使用する下塗り材の商品名、適用できる外壁材、乾燥時間、補修部分への対応を確認しましょう。見た目が乾いていても、業者が気温や湿度などを考慮して施工しているかを聞くと、工程管理の丁寧さを判断できます。

     

    • 洗浄後の水分が残っていないか
    • 補修材が硬化する時間を確保しているか
    • 外壁材に合った下塗り材を使用しているか
    • 気温・湿度・天候を考慮しているか
    • 下塗り前に表面の粉や汚れを再確認しているか

    洗浄や下地処理の写真を業者と共有し、手抜きを防止する対策

    高圧洗浄や下地処理は、塗装が完了すると確認しにくくなるため、工程ごとの写真を残すことが品質管理に役立ちます。
    写真は建物全体だけでなく、ひび割れ、目地、サビ、剥がれなどの劣化箇所を近距離で撮影し、どの部分か分かるようにしてもらいましょう。業者から報告を受けた際は、撮影日や工程名、補修内容が説明されているかを確認します。
    施主自身が撮影する場合は、作業の邪魔にならない安全な場所から行い、足場内や高所へ無断で立ち入らないようにしてください。写真だけで施工の良否を断定することはできませんが、契約内容との照合や、後日の保証相談、施工後の不具合調査に役立つ記録になります。気になる箇所には番号を付け、業者と同じ写真を共有すると認識違いを防げます。

     

    • 洗浄前後の外壁全体を撮影する
    • 補修前後のひび割れや目地を記録する
    • 写真に撮影場所と工程名を付ける
    • 業者の施工報告書と自分の記録を照合する
    • 足場や高所には無断で立ち入らない

    養生中に確認したいポイント|シートの設置と住まいの保護

    養生は、塗料が窓や玄関、車、植木、設備などに付着するのを防ぎ、塗装する場所と塗装しない場所の境目をきれいに仕上げるための工程です。養生が不十分だと、塗料の飛散による汚れだけでなく、窓の開閉ができない、換気しにくい、通気口がふさがるといった生活上の問題も起こります。施主は、保護すべき場所が事前に業者へ伝わっているか、シートやテープが適切に設置されているかを確認しましょう。ただし、強風時にシートが外れたり、通路が狭くなったりする場合は危険なので、無理に触らず担当者へ連絡してください。養生の範囲は仕上がりと生活のしやすさの両方に関わるため、気になる点は塗装開始前に相談することが大切です。

    養生シートで窓・玄関・車を確実に保護できているか

    窓や玄関は、塗料の飛散を防ぐために養生シートや専用テープで覆いますが、完全に密閉すると開閉や換気ができなくなることがあります。工事期間中に開けたい窓、出入りに使う玄関、給湯器やエアコンの室外機など、生活や設備の稼働に関わる場所は、事前に使用方法を確認しておきましょう。車を敷地内に置く場合は、塗装面から十分に距離を取るか、車用カバーで保護してもらいます。カバーが風でめくれないか、車体に直接テープを貼っていないか、植木や自転車にも塗料が付かない状態かを確認してください。給湯器や換気設備を覆う場合は、燃焼や排気を妨げない方法になっているか、業者へ必ず確認しましょう。

     

    • 窓や玄関の開閉方法を確認する
    • 換気口や給湯器の排気口をふさいでいないか見る
    • 車・自転車・植木・郵便受けを保護する
    • 養生テープが外壁や設備を傷めないか確認する
    • 風でシートがばたついていないか確認する

    養生の範囲と有無を確認|塗料の飛散や汚れを防ぐ方法

    養生は窓や玄関だけでなく、基礎、土間、ベランダ、照明器具、手すり、門扉、隣接する外壁など、塗料が付着する可能性のある場所を対象にします。建物の形状や風向きによっては、塗装面から離れた場所にも塗料が飛ぶことがあるため、現場の状況に応じた広さで保護されているかを確認しましょう。また、養生材と外壁の間に隙間があると、境目から塗料が入り込むことがあります。テープのラインが浮いていないか、シートが破れていないか、床面に隙間なく保護材が敷かれているかを見ておくと安心です。ただし、塗装箇所によってはあえて養生を外して塗る部分もあるため、養生されていない場所を見つけたら、手抜きと決めつけず対象外の理由を質問してください。

    場所
    主な確認内容
    窓・玄関
    塗料の侵入、開閉、換気への影響
    床・土間
    シートやブルーシートの隙間、破れ
    車・自転車
    飛散防止と移動の必要性
    設備
    給湯器・室外機・換気口の機能を妨げないか

    足場やメッシュシートの設置状態を現場で点検する注意点

    足場とメッシュシートは、職人の安全を守るだけでなく、塗料や洗浄水の飛散を抑える役割があります。メッシュシートが建物全体を適切に覆い、破れや大きな隙間がないか、強風時にばたつかないよう固定されているかを確認しましょう。足場については、建物との距離、通路の確保、部材のぐらつき、敷地内の資材の置き方などが確認項目です。施主が足場へ上がって点検するのは非常に危険で、転落事故につながるため避けてください。地上から見て不安な箇所がある場合は、現場監督に写真を撮ってもらうか、職人の安全確認を依頼します。また、足場の設置によって隣家との境界や道路に影響が出る場合は、近隣への説明や通行への配慮がなされているかも確認しておきましょう。

     

    • メッシュシートに破れや大きな隙間がないか
    • シートが強風で外れないよう固定されているか
    • 足場周辺の通路や出入口が確保されているか
    • 資材や工具が安全に整理されているか
    • 施主は足場へ上がらず、業者に点検を依頼する

    塗装の途中で確認したい工程|下塗り・中間・上塗りの品質管理

    塗装工程は、下塗り、中塗り、上塗りの順に進むのが一般的ですが、外壁材や塗料の仕様によって必要な工程は異なります。施主が確認したいのは、単に何回塗ったかだけではなく、各工程が適切な塗布量と乾燥時間で施工されているか、塗り残しやムラがないかという点です。下塗りは上塗り材を密着させる役割があり、中塗りと上塗りは色や塗膜の厚みを整える役割があります。塗料が乾く前に重ね塗りすると、縮みや膨れ、乾燥不良の原因になるため、天候や外壁の状態に応じた工程管理が必要です。各工程の終了時に写真を撮ってもらい、使用塗料や施工状況を確認すると、完成後の品質判断にも役立ちます。

    下塗りの塗布状況と回数を確認|塗料の種類・希釈・乾燥時間

    下塗り材には、シーラー、プライマー、フィラーなどがあり、外壁材の種類や劣化状態によって適した製品が選ばれます。下塗りが薄すぎたり、塗り残しがあったりすると、上塗り材が十分に密着せず、色ムラや早期剥離につながる可能性があります。業者には、使用する下塗り材の商品名、塗布する回数、希釈方法、標準塗布量、乾燥時間を確認しましょう。下地の吸い込みが強い場合は、場所によって必要な塗布量や回数が変わることもあります。下塗り後は、外壁全体が均一な状態になっているか、補修跡や細部に塗り残しがないかを地上から確認し、疑問があれば中塗り前に相談することが大切です。

     

    • 外壁材に適した下塗り材か
    • 契約した商品名と一致しているか
    • 塗り残しや極端に薄い部分がないか
    • 規定の塗布量と希釈方法を守っているか
    • 乾燥時間を確保してから次の工程へ進むか

    中塗りと上塗りは3回塗りが必須?塗装回数と塗膜の基準

    外壁塗装では3回塗りという説明をよく聞きますが、すべての建物や塗料で一律に3回塗りが必須とは限りません。一般的には下塗り1回、中塗り1回、上塗り1回という構成ですが、下地の吸い込みや劣化が強い場合、塗料メーカーの仕様によって下塗りを2回行うこともあります。反対に、塗装回数だけを増やしても、1回あたりの塗布量や乾燥時間が不適切なら品質は確保できません。確認するべきなのは、契約書や塗料の施工仕様書に基づく工程、塗布量、塗膜の状態です。中塗りと上塗りで色を少し変える方法は、塗り残しを見つけやすくする一例ですが、色分けの可否は業者や塗料の仕様によって異なるため、事前に相談しましょう。

    確認項目
    ポイント
    塗装回数
    塗料メーカーの仕様と契約内容に合っているか
    塗布量
    面積に対して必要量を使用しているか
    乾燥時間
    気温・湿度を考慮して確保しているか
    工程間隔
    前の塗膜が乾いてから次へ進んでいるか

    塗り残し・塗りムラ・色ムラを発見する効果的なチェック方法

    塗り残しや塗りムラは、外壁が乾燥して明るい時間帯に、正面だけでなく斜め方向から確認すると見つけやすくなります。窓枠の周囲、軒下、外壁の凹凸部、配管の裏側、ベランダの内側、足場の陰になっていた部分は、塗料が届きにくいため重点的に見ましょう。乾燥途中は色が不均一に見える場合があるため、すぐに不良と判断せず、完全乾燥後の状態を確認することが大切です。ただし、明らかな塗り残し、塗料の垂れ、ダマ、異物の混入、周囲への付着を見つけた場合は、場所を写真で記録して担当者へ伝えます。色番号が契約と違う可能性がある場合は、手元の色見本や契約書と照合し、日中の自然光の下で確認してください。

     

    • 日中の明るい時間に確認する
    • 正面・斜め・近距離から外壁を見る
    • 窓周りや凹凸部など塗りにくい箇所を重点確認する
    • 乾燥後に色ムラや艶ムラを再確認する
    • 気になる場所を写真とメモで記録する

    塗料の性能と仕上がりを左右する塗布量・乾燥・施工方法

    塗料は、製品ごとに希釈率、標準塗布量、塗り重ね可能時間、施工可能な気温や湿度が定められています。塗料を必要以上に薄めたり、規定量より少なく塗ったりすると、期待される耐候性や防水性が発揮されないおそれがあります。一方で、厚く塗りすぎても、乾燥不良やひび割れ、タレの原因になることがあります。ローラー、刷毛、吹き付けなどの施工方法は、外壁の材質や塗料によって適否があるため、工法だけで品質を判断しないようにしましょう。業者には、使用量の管理方法や余った塗料の扱い、気温や降雨による工程変更の基準を確認してください。仕様書に沿って施工し、工程写真や使用缶数を報告できる業者であれば、仕上がりを確認する際の安心材料になります。

     

    • 塗料メーカーの希釈率を守っているか
    • 標準塗布量を基準に使用量を管理しているか
    • 雨天や高湿度のときに無理な施工をしていないか
    • 塗り重ね可能時間を確保しているか
    • 使用した塗料の缶数や施工写真を確認できるか

    外壁と付帯部分の仕上がりを確認するチェックポイント

    外壁塗装の仕上がりを確認するときは、外壁面だけでなく、雨樋、軒天、破風板、鼻隠し、雨戸、戸袋、水切り、鉄部などの付帯部分も対象にします。付帯部分は形状が複雑で塗りにくい場所が多く、外壁がきれいでも細部に塗り残しや塗料の付着が残ることがあります。また、付帯部に外壁と異なる塗料を使う場合は、素材に適した下塗りやサビ止め処理が必要です。完了検査では、遠くから全体の色や艶を見るだけでなく、近くから境目、裏側、接合部、固定金具の周辺を確認しましょう。気になる箇所を見つけたら、引き渡し前に担当者へ伝え、補修の方法と完了予定を確認しておくことが大切です。

    雨樋・軒天・破風板など付帯部分の塗装と塗り残しを点検

    雨樋や破風板、鼻隠し、軒天などの付帯部分は、外壁と同時に塗装することで建物全体の美観と保護性能を整えます。雨樋は表面の汚れやサビを落としてから塗装し、破損や外れがある場合は、塗装前に修理や交換が必要になることがあります。軒天は湿気や雨水の影響を受けやすいため、シミ、剥がれ、カビ、穴がないかを確認してください。金属製の雨戸や水切りは、ケレンでサビや古い塗膜を整え、素材に合った下塗り材を使っているかが重要です。点検では、付帯部の表面だけでなく、裏側、端部、継ぎ目、金具の周囲まで確認し、外壁との色の組み合わせや塗装範囲が契約内容と一致しているかも見ておきましょう。

     

    • 雨樋の表面や裏側に塗り残しがないか
    • 軒天にシミ・剥がれ・カビが残っていないか
    • 破風板や鼻隠しの端部まで塗装されているか
    • 雨戸・水切りのサビ処理が行われているか
    • 付帯部の色や塗装範囲が契約内容と合っているか

    細部・境目・ローラー跡・汚れから施工品質を判断する基準

    施工品質を確認する際は、外壁の大部分がきれいに見えるかだけでなく、塗装の端部や異なる素材との境目を確認することが重要です。窓枠、配管、照明、コンセント、換気口、基礎との境界などに塗料がはみ出していないか、反対に塗り残しがないかを見ましょう。ローラー跡や刷毛目は、塗料の種類や外壁の凹凸によってある程度生じることがありますが、極端な筋、厚みの違い、タレ、泡、異物の混入がないかを確認します。塗料の飛散は、窓ガラス、床、車、門扉、植木に残っていないかを日中に点検してください。不具合を指摘するときは、場所を示した写真とともに、どの状態が気になるのかを具体的に伝えると、業者も補修の要否を判断しやすくなります。

    確認項目
    見るポイント
    窓・配管周り
    はみ出し、塗り残し、テープ跡
    外壁の平面
    ローラー跡、艶ムラ、色ムラ、タレ
    境目・端部
    ラインの乱れ、塗料のにじみ
    周辺設備
    塗料の飛散、傷、清掃漏れ

    完了検査で確認したいポイント|外壁塗装の最終チェックと立会い

    完了検査は、足場や養生を撤去する前後に、契約した工事が適切に完了しているかを施主と業者で確認する機会です。足場が解体されると高い場所や細部が見えにくくなるため、可能であれば撤去前に外壁全体を確認し、撤去後には地上から建物周辺と清掃状態を点検します。検査では、色や艶だけでなく、塗り残し、塗料の飛散、ひび割れ補修の状態、付帯部分、養生の跡、設備の破損などを確認しましょう。指摘事項がある場合は、口頭だけで済ませず、写真やチェックリストに残して、手直しの内容と完了日を明確にします。納得できる状態になるまで引き渡しを急がず、追加費用や保証への影響がないかも確認してください。

    完了検査で確認する項目|外壁・付帯・養生・清掃の仕上がり

    完了検査では、まず建物を少し離れた場所から見て、全体の色や艶が均一か、塗装した範囲に違和感がないかを確認します。
    次に、窓周り、軒下、ベランダ、配管の裏、外壁の凹凸部などを近くから見て、塗り残しやムラ、塗料のタレがないかを点検します。雨樋、破風板、軒天、雨戸、水切りなどの付帯部分も、契約した範囲がすべて施工されているか確認してください。養生を外した後は、窓ガラスやサッシ、床、門扉、車、植木に塗料が付いていないか、テープの糊が残っていないかを確認します。最後に、足場材や廃材の撤去、敷地内の清掃、排水口の詰まり、設備の動作を点検し、問題があればその場で担当者に伝えましょう。

     

    • 外壁全体の色・艶・仕上がり
    • 塗り残し・ムラ・タレ・異物の有無
    • 雨樋・軒天・破風板などの施工範囲
    • 窓・床・車・植木への塗料の飛散
    • 養生材・足場・廃材の撤去と清掃
    • 工事による設備や建物の傷・破損

    完了時の写真・施工報告・資料を受け取り品質を確認する方法

    工事完了時には、完成写真だけでなく、施工前の劣化状況、高圧洗浄、下地補修、下塗り、中塗り、上塗り、付帯部、清掃の写真を受け取りましょう。写真は建物全体だけでなく、補修したひび割れや目地など、施工内容を確認できる近距離の記録があると安心です。あわせて、使用した塗料の商品名や色番号、施工日、保証書、塗料メーカーの仕様、次回点検の時期などの資料を整理して保管します。施工報告書に記載された内容と、契約書や見積書の工事範囲が一致しているかを照合し、説明のない変更があれば引き渡し前に質問してください。写真は将来の再塗装や不具合調査にも役立つため、業者から受け取ったデータを複数の場所に保存しておくと紛失を防げます。

     

    • 施工前後の外観写真
    • 高圧洗浄・補修・各塗装工程の写真
    • 使用塗料の商品名・色番号・使用量
    • 保証書とアフター点検の案内
    • 完了報告書と変更内容の記録

    説明不足・工事内容の変更・金額の違いがあった場合の対策

    完了検査で、契約時に説明されていない工事内容や、見積書と異なる塗料、施工範囲、金額に気づいた場合は、すぐに担当者へ確認しましょう。追加工事が必要になったとしても、施主の承認を得ずに作業や請求を進めることは避けるべきです。変更の理由、実施した作業、使用材料、追加費用、保証への影響を明細で提示してもらい、納得できるまで支払いと引き渡しの判断を急がないようにします。口頭でのやり取りだけでは認識が食い違うため、契約書、見積書、請求書、写真、担当者とのメールを整理して保管してください。業者との話し合いで解決しない場合は、消費生活センターや住宅リフォームに関する相談窓口など、第三者機関へ相談する方法もあります。

     

    • 契約書と実際の施工内容を照合する
    • 変更理由と追加費用の明細を受け取る
    • 承認していない工事は書面で確認する
    • 請求額と見積額の差を確認する
    • 写真やメールなどの証拠を保管する

    監修者:鈴木 翔悟

    資格:外壁診断士(一般社団法人全国住宅外壁診断士協会)、JUADA無人航空機操縦技能士

    大手不動産業界で3年間の経験を積んだ後、リフォーム業界へ転職し、現在は入社8年目となります。
    現職では営業部の主任として、施主様への提案から契約後のフォローまで一貫して担当しております。

    お客様一人ひとりのご要望や住まいの状況を丁寧にヒアリングし、外壁診断士としての専門知識やドローンを活用した調査をもとに、最適なリフォーム提案を行うことを心掛けています。
    その結果、多くのお客様から信頼をいただき、継続的なご相談やご紹介にもつながっています。

    今後もこれまで培ってきた不動産・リフォーム業界での経験と専門資格を活かし、お客様に安心と満足を提供できる提案力をさらに高めていきたいと考えております。

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    株式会社LEXCEED
    東京都江戸川区瑞江2-1-8 田中第2アバンドビル5F
    電話番号 : 03-5664-6480


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