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塗膜(脆弱塗膜)とは何か?役割や起こりうるトラブルと共に解説

塗膜(脆弱塗膜)とは何か?役割や起こりうるトラブルと共に解説

2022/02/03

塗膜とは

塗膜とは、簡単にいえば「塗料によってできた膜」のことです。
壁や屋根などに塗装を施した後、塗った塗料が乾燥すると膜が形成されます。
この膜が「塗膜」です。

塗膜(脆弱塗膜)とは何か?役割や起こりうるトラブルと共に解説

 

屋根や外壁などは、雨風や紫外線のダメージを直接受けるため、劣化しやすい場所です。
塗膜には、こういったダメージから外壁を守ってくれる働きがあります。

塗膜の役割

上で少し触れましたが、塗膜には外壁や屋根などをコーティングして、雨や紫外線から保護する役割があります。
これにより、屋根や外壁の劣化を遅らせ、結果として建物全体の劣化を防ぐ効果が期待できるのです。

特に、外壁に使われることが多い「セメント」には、水を吸収する性質があるため、塗膜による防水加工は必須といえるでしょう。

なぜならば、セメントが水を吸収すると気温の上昇とともに内部の水分が膨張するため、外壁に亀裂が生じてしまうからです。
そうなると、その亀裂にさらに雨水が侵入するため、亀裂が内部にまで及び、外壁はどんどん劣化してしまいます

このようなことが起こらないよう、建物を守るのが塗膜の役割です。

塗膜の成分

塗料を構成する成分には、「顔料」「樹脂」「添加物」「溶媒」の4種類が存在します。
そのうち、塗膜の成分となるものが「顔料」「樹脂」「添加物」です。

・顔料
塗料に色を付けるための成分です。
鉱物や金属を主成分とする「無機顔料」と、炭素を中心とした化合物を主成分とする「有機顔料」の2種類に、大きく分類されます。

無機顔料は、鮮やかな色合いは少ないですが、紫外線に強く、耐候性に優れた顔料です。
それに対して、有機顔料は透明度が高く、鮮やかな色合いが特徴ですが、紫外線に弱く色褪せやすいことがデメリットです。

・樹脂
塗膜を、直接的に形成する成分です。
大豆油や松やになどを加工してできた「天然樹脂」と、石油などを加工した化学製品から作られた「合成樹脂」の2種類に分けられます。

塗膜としての性能は、樹脂の性質に大きく左右されます。
例えば、アクリル樹脂が使われている塗料であれば、耐候性、耐汚染性に優れた反面、高温硬化性の悪い塗膜になりやすいです。

・添加物
添加剤は、塗膜の性能を向上させるために加えられる成分で、種類によってさまざまな機能の追加が期待できます。

体表的なものとしては、塗膜の腐食を防止する「防腐剤」、表面張力低下を防止する「界面活性剤」、乾燥後に気泡跡ができないようにする「消泡剤」、塗膜に流動性を与える「レベリング剤」などが挙げられます。

塗膜ができるまでの経緯

きちんとした塗膜形成には、正しい希釈率、塗布量、工程で塗装を行う必要があります。
そうでないと、本来のコーティング機能を発揮せず、ひび割れや劣化、剥がれなどの原因となるからです。
塗膜の形成には、下塗り、中塗り、上塗りの3段階の工程が必要です。

・下塗り
一番始めの塗装工程で、外壁材に直接塗料を塗ります。
下塗りは、いわば「接着剤」のような役割があり、次の工程である「中塗り」を外壁材にきちんと接着させるために行います。

また、外壁材の吸い込みをなくすためにも必要な工程です。
吸い込みが止まらない状態で中塗り・上塗りを行ってしまうと、中塗り・上塗りの塗料まで外壁材に吸い込まれ、色むらや塗装剥げの原因にもなります。

塗装を行う上での、土台作りともいえる重要な工程です。

・中塗り
中塗りは、下塗りが終わった後の外壁材に塗料を塗る工程です。
仕上げに行う「上塗り」に厚みを持たせ、塗装の機能を長持ちさせるために行います。

そのため、中塗りは基本的に「上塗り」と同じ塗料を使用します。
上塗りを2回行い、そのうちの1回目が「中塗り」と考えると分かりやすいと思います。

また、中塗りには、上塗りをよりきれいに仕上げる効果も期待できます。
塗料には粘り気があるため、一度に厚く塗ろうとすると、どうしても色むらや凹凸ができやすいのです。

中塗りという工程を踏むことで、きちんとコーティング機能を発揮できるだけの厚みを持たせつつ、滑らかできれいな塗装を実現できます。

・上塗り
上塗りは、塗装の最後に行う作業で、外壁の見た目を決定づける重要な工程です。
塗料の性能を十分に発揮させるためにも必要な作業であり、上塗りが十分でないと、塗膜が剥がれるなどの不具合が生じやすくなります。

脆弱塗膜とは

続いては、脆弱塗膜について説明します。
脆弱塗膜とは、経年劣化などにより本来の機能を果たせなくなった塗膜のことを指します。
特に、外壁の脆弱塗膜は、雨水の侵入による建物の腐食の原因になる上に、美観を損ねる要因にもなります。

塗料の種類にもよりますが、一般的に塗膜は10〜15年ほどで脆弱塗膜になるとされます。
しかし、前述したように上塗りをしっかり行っていない場合は、2〜3年で脆弱塗膜になってしまうケースもあります。

脆弱塗膜へのアプローチ

外壁などに脆弱塗膜が生じた場合、まずはその塗膜を除去する必要があります。
これを「塗膜剥離」と呼び、この工程が正しく行われないと、ただ塗料を重ね塗りするだけとなってしまい、外壁の凸凹や塗装剥がれの原因になってしまいます。

特に、外壁全体に脆弱塗膜が生じた場合は、どの程度剥離するかが重要となってきます。
理想としては、脆弱塗膜を全て剥離してから塗装を行った方が良いのですが、予算との兼ね合いがある場合は、どの程度剥離するか話し合う必要があります。

塗装業者を選ぶ際には、こういった相談ができる相手を選ぶと良いでしょう。

塗膜加工が不十分だった場合に起こりうるトラブル

以下、塗膜の加工が不十分だった際に、起こりえる具体的なトラブルについて紹介します。

塗料の粉が浮き出てしまう

建物の壁を触ったときに、手に粉が付いたことはありませんか。
これは「チョーキング現象」と呼ばれる、脆弱塗膜による代表的な劣化現象です。
塗料に含まれる樹脂が雨や紫外線で分解され、顔料が粉状に浮き出ているのです。

チョーキング現象は、経年劣化による脆弱塗膜以外に、施工不良でも起こります。
そのため、塗料の耐用年数よりも大幅に早く起こった場合は、施工不良の可能性を考えてみてください。

変色・退色が起こる

外壁の色が、以前よりも薄くなる・褪めてしまっている状態を「色褪せ」と呼びます。
色褪せは、塗膜の劣化を表す現象であると同時に、美観を損ねる要因でもあります。

色褪せの原因は、日光に含まれる紫外線や酸性雨による「色素の結合切断」や「成分の化学変化」が考えられます。

塗料の色を構成する原子の結合は、より強いエネルギーを受けると破壊される性質を持つため、紫外線という強力なエネルギーを浴び続けると、結合が分断されてしまうのです。
また、酸性雨による化学反応で、塗料や塗膜が「酸化」してしまうと、成分が変質して結果として色褪せが起こります。

建物や塗料の種類にもよりますが、色褪せの目安は10年とされているため、それよりも大幅に短い期間で起こった場合は、施工不良の可能性があります。

ひび割れが生じる

塗膜の形成が十分に行われなかった場合、塗膜部分にひび割れが生じることもあります。
こちらもまた、経年劣化によって起こることが多いトラブルですが、塗装の際に十分な塗布量を確保できていなかった場合にも起こりやすいです。

通常よりも薄く塗装を行う、十分な乾燥時間を設けないなど、工程に不備があると塗膜がしっかりと形成されず、ちょっとした刺激で塗膜が割れてしまいます。

経年劣化によるトラブルは自然現象ですが、上記のような施工不良によるトラブルを防ぐには、質の高い業者を選ぶ必要があります。

外壁塗装業者を選ぶポイント

最後は、外壁塗装業者を選ぶポイントについて紹介していきます。

「外壁塗装ほど、手を抜きやすい工事はない」という言葉があるように、外壁塗装の品質の良し悪しは素人には判断しにくいです。
そのため、悪徳業者に当たってしまうと、後になって後悔するパターンが良くみられます。

外壁塗装業者を選ぶ際は、以下のポイントに注意してください。

自社施工の業者であるかどうか

外壁塗装業者を選ぶポイントとして、「自社施工業者」かどうかが挙げられます。
自社施工とは、下請や外注業者を使わずに、自社のスタッフのみで施工を行うことです。

自社施工だと外注費がかからないため、施工費用が安い傾向にある他、意思融通がスムーズで、食い違いが少ないなどのメリットがあります。

下請や外注を使う業者が悪いというわけではありませんが、「料金の安さ」を考えると、自社施工業者の方がおすすめです。

資格や建築業許可を持っているかどうか

建設業は、受注金額が500万円を超えない限り、無許可での営業が可能です。
外壁塗装も建設業に分類されるので、許可証がなくても営業ができます。
しかし、どうせ依頼するのであれば、公的機関から許可証を貰っている業者に依頼した方が安心でしょう。

また外壁塗装は、特に資格が必要な業種ではないため、資格を持っているか否かも優良な外壁塗装業者を選ぶ上で役立ちます。
「塗装技能士」や「外壁劣化診断士」など、外壁工事に有効な資格はいくつか存在するので、それら資格の有無を聞いてみると良いでしょう。

工程表を提示してくれる業者かどうか

工程表とは、いつ・どのような工事をするのかが記載されたスケジュール表のことです。
足場の組み立てから始まり、下塗り、中塗り、上塗りと、各工程の期間などが記されているので、これをみれば乾燥期間などを十分にとっているかが分かります。

工程表を提示してくれることはもちろん、できれば各工程の期間について、しっかりとした根拠を提示してくれる業者を選ぶと安心です。

アフターフォローがある業者かどうか

仮に、塗膜形成が十分に行われなくても、今すぐトラブルが発生するわけではありません。
多くの場合、施工不良による問題は、完成の数年後に起こることが多いです。

そのため、十分なアフターフォローのある外壁塗装業者を選ぶと、後々の心配が少なくなります。
どの程度の期間、アフターフォローがあるかは業者によって異なりますが、できるだけ長くフォローのある業者を探してみることをおすすめします。

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